いずみの高等専修学校、大学入学資格付与指定校に指定!

北海道シュタイナー学園  いずみの高等専修学校  国際教養学科 が10月31日、大学入学資格付与指定校として文部科学大臣に指定されました。シュタイナー教育の高等専修学校としては全国初、高校もしくは高等課程のある学校法人としては、全国で2番目になります。

「学校法人北海道シュタイナー学園 いずみの高等専修学校 国際教養学科が、2024年10月31日、大学入学資格付与指定校として文部科学大臣に指定されました。
理事の皆様、運営委員会の皆様、そして応援と後押しをして下さった全ての皆様にご感謝申し上げます。」
(学校法人北海道シュタイナー学園 いずみの高等専修学校学校長 市川 貴弘)

【沿革】

ドイツでは、初中等教育を行う約500校の私立学校のうち、半数の約250校がシュタイナー学校です。シュタイナー教育は、記憶偏重の詰込み型教育を見直し、生きる力を育て内面から湧き上がるように学ぶ教育として、ドイツで105年前に始まりました。現在、世界のシュタイナー学校は、約1,250校にまで広がっています。
日本では、初中等教育を行う私立学校が約250校* ありますが、このシュタイナー教育を学校法人の認可を受けて実践しているのは、全国でも2校しかありません。ひとつは神奈川県相模原市の藤野にある「学校法人シュタイナー学園」(高等部は、一条校としての”高等学校”)、もうひとつが北海道の豊浦町にある「学校法人 北海道シュタイナー学園」です。
(*文科省:諸外国の教育統計 令和6(2024)年版 https://www.mext.go.jp/content/20240604-mxt_chousa01-000036207_01.pdf

学校創設から25年、関係者(保護者・教師・サポーター)の熱意が実り、まず2008年に初中等部が学校法人化。高等部は、学習指導要領に過度に縛られずにシュタイナー教育の可能性を探求できる”高等専修学校”として2023年11月に認可され、2024年4月に全国初のシュタイナー教育の高等専修学校として開校しました。
この度、10月31日に大学受験資格付与校としても文部科学大臣に指定されました。こどもの園も2024年4月から学校法人の付随事業としましたので、 幼児教育から高校過程までの15年間を通してシュタイナー 教育の理念に基づいたカリキュラムを実施する事が可能になった次第です。 

【何が変わったのか】

以前は引き続きシュタイナー教育を受ける意志のある生徒は、中学3年生を卒業したら「NPO法人 北海道シュタイナー高等学園 いずみの学校」に進学していました。生徒たちは、学歴としては中学校卒。大学入学資格はありませんでした。そのため、地域の高等学校や通信高校にも籍を置いて、ある程度の単位数の授業を受けて双方を卒業するダブルスクールや、 文部科学省の高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)(高認)を受けて合格する必要がありました。今年度からの入学生はそういったハンデから解放されたことになります。
日本でもシュタイナー教育を実践したいという熱意のもと、全国各地から、北海道の豊かな大自然を教育環境に求めて、北海道に移住する保護者が後を絶ちません。北海道豊浦町という人口約3,800人の小さな町に、約140人の子どもたちが集まり、町と一体となって、新しい地域づくりを今日もチャレンジしています。

【大学入学資格付与指定校とは】

一定の要件を満たした高等専修学校を卒業することで、高等学校を卒業しなくても、高等学校の卒業生と同等以上の学力があると認められ、大学への入学資格を得ることができます。(学校教育法第90条、学校教育法施行規則第150条)。

文部科学大臣指定専修学校高等課程一覧(令和6年10月31日現在
https://www.mext.go.jp/content/20241030-mxt_syogai01-000017327_1.pdf

【リンク】

学校法人北海道シュタイナー学園
北海道シュタイナー学園 いずみの高等専修学校 国際教養学科
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