2025年 立夏をすぎ、清々しい日々となってきています。
5月号をお届けいたします。
「北海道シュタイナー学園(いずみの学校)」では、毎月の豊浦町広報誌と一緒に、学園だよりを同梱または回覧いただいています。
こどもの園(こどものその)、北海道シュタイナー学園いずみの学校(初中等部)、北海道シュタイナー学園いずみの高等専修学校、それぞれの毎月の便りです。
豊浦町以外の方にもぜひお読みいただければ幸いです。


「 春を楽しむ 」
こどもの園 保育士 大石 宗代
暖かな陽射しを受けて、花々が沢山色付いてきました。園児達も園の花壇や畑の芽吹きを発見して楽しんでいます。お散歩でヨモギを摘み、端午の節句用にヨモギの柏餅を保育中に作りました。
ヨモギを茹でて、すり鉢で摺ると、ヨモギの良い香りに包まれて園児達の嬉しそうな声が上がりました。強い香りは邪気を払うとされています。菖蒲湯とは違う香りですが、春らしい旬の香りに包まれて邪気を払い、それを食する事で身体の内側から健康な1年になる事を願いました。
園庭の柏の木の芽吹きにはもう暫く時がかかりそうですが、来年の柏餅を包むための葉を摘み取るのを、楽しみに待っています。
「 1日の始まり 」
北海道シュタイナー学園いずみの学校 初・中等部 校長 米永 宏史
ここ豊浦にも綺麗な桜が咲き、皆さんの心に暖かさをもたらしてくれているのではないでしょうか。
新学期が始まり1ヶ月が経ち、1年生の児童達も学校のリズムに慣れ、毎朝元気に挨拶をしてくれます。
いずみの学校児童生徒達は、毎朝学校に来たら教室前の廊下に静かに並びます。そして時間になったら、ベル担当の教師が柔らかい音色のベルを各階に鳴らしながら回り、始業の合図を知らせます。
このベルの音を聞いたら、先頭の子がドアをノックし担任がドアを開けるのを待ちます。ドアが開いたら担任の目を見ながらしっかり握手をして教室に入っていきます。
担任達はこの瞬間を大切にしています。握手をすることを通してその日の一人一人の子ども達の状態を感じ、そしてしっかり出会い、新たな気持ちで1日の始まりを迎えています。
「 空き家プロジェクト 」
北海道シュタイナー学園いずみの高等専修学校校長 教師 鈴木三郎

以前の広報誌でクラウドファンディングの案内をさせていただいた地方創生プロジェクト(空き家プロジェクト)のことを話したいと思います。
今年度は、12年生が5人、11年生が2人の合計7人でプロジェクトが始動しました。4月下旬に、『たけよし』を新メンバーで見学し、オーナーの駒井さんや役場の佐藤さんと顔合わせをしながらそれぞれの思いを共有してきました。ゴールデンウイーク前に、『たけよし』を軸に何ができるのかを議論しました。
その中で、『たけよし』を使って夏祭りの企画をしようと盛り上がりました。屋台や何かの発表会などで盛り上がれる企画を用意して、『たけよし』で休憩したりゲームしたりできるのでは?というアイディアが出ました。
まだアイディア出しの段階で、実現させるためには課題がたくさんありますが、楽しい企画ができる予感がしました。学校という枠にとらわれず、地域との交流を進められる企画にしていきたいと思っています。
この場を借りて、今後も皆さんにも情報共有させていただきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
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5月の予定
<こどもの園>
5月 2日(金)端午の節句
5月14日(水)身体測定
5月24日(土)未就園児親子クラス
5月30日(金)フラワーフェスティバル
<初中等部>
5月 2日(金)8年生1日アウトドア
5月16日(金)7年生1日アウトドア
5月31日(土)フラワーフェスティバル
<高等専修学校>
5月 9日(金)12年1日アウトドア
5月20日(火)〜23日(金)10年キャンプ
5月31日(土)フラワーフェスティバル
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