教師と保護者が共に創る学校

シュタイナー学校の運営の特徴に「教師と保護者が共に創る学校」があります。

いずみの学校は、設立当初より、子どもを取り巻く教育環境を豊かで潤いのあるものにしていこうという
意思を持った人が集い、教師と保護者達でつくってきました。物質的な校舎、教室作りから、委員会活動や
広報、運営の方法など、手探りで一つづつ作り上げていきました。

学校の規模や社会的な位置付けが変容するにつれ、大人に求められる役割も変わってきています。 
学校法人化を果たし豊浦町に移り、学籍も公的補助も得られるようになってからは、かつて担ってきた負担は、
大きく軽減しました。それでも、いずみの学校は、子どもたちを中心に、関わる大人たちがあたたかい輪をつくり、
学校、家庭、地域が共に支え合いながら、育てて行くものであることには変わりありません。

学校運営組織と委員会

いずみの学校では、『教師と保護者が共に創る学校」の理念を掲げ学校運営を進めています。

教育への理解を深め、子どもたちの教育環境をより良いものにするために、保護者の方々へも
各種委員会やクラス保護者会への参加をお願いしています。
その中で、自らの特性を生かし、他者を仲間として受け入れ、誰に指示されるのでもなく、
子どもに何が必要かを考えて行動し、学校運営をしていきます。

いずみの学校は、今を生きている有機的な存在です。時の巡りや集う人たち一人一人を尊重しながら、
運営に共に関わる大人達そのものの中に、共に創り育てる学校の姿があると考えます。

クラス保護者会

ほぼひと月に1回開かれるクラス保護者会では、教師より子ども達の様子や活動内容、その意味、
直面する共通の話題について話します。教師と保護者が共に子どもを理解し、子供が育つ環境を整え、
話し合い、共に歩んでいくことを大切にしています。
クラス保護者会では運営に直接関わる話し合いはもたれませんが、子ども達の状況、教育内容、
学校を知り創る上で基盤となる大切な会です。保護者の皆さまへは最優先での参加をお願いしています。

運営組織

【理事会】
理事会は、学校法人とNPO法人それぞれがあり、学校法人には評議委員会が設置されています。
いずみの学校の当面する課題について、学校運営会議、教師会、いずみの会(全体会議)など各セクションで
話し合われたことや提案を受け、いずみの学校として最終判断をするところです。

【学校運営会議】
理事、教師会、各運営会議担当、各種委員会の担当で構成。
それぞれの立場から多角的に検討し、互いの裁量権を認めつつ、いずみの学校全体の運営に関し、
各運営会議の連絡調整を行います。
・こどもの園運営会議
・初等部中等部運営会議
・高等学園運営会議
・企画広報運営会議
・学童運営会議

【各種委員会】

・クラスコーディネーター会
・地域交流委員会
・研修委員会
・環境美化委員会
・オープンデー実行委員会
・サマースクール委員会
・いずみ祭実行委員会 など