「展示の日」が開催されました。
普段はなかなか見られない、児童・生徒一人ひとりが一年かけて作り上げた学びのノートや作品を、各教室いっぱいに並べて皆さまにお見せする特別な日です。担任教師がそばで丁寧に解説しながら、子どもたちの成長の軌跡を一緒に振り返る、他の見学日にはない、貴重で心温まる時間となりました。
教室に入った瞬間、目に入るのは色とりどりの美しい作品の数々。 壁一面に広がる幾何学的な弦アートや、古代の土偶を思わせる力強い陶器のフィギュアたち。 まるで歴史と芸術が溶け合ったような展示に、思わず息をのみます。

ノートを開けば、まるで美術書のように丁寧に描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの肖像画や、自由で鮮やかな水彩画のページが次々と現れます。 抽象的な色彩の遊びから、季節の移ろいを繊細に捉えた風景画まで——子どもたちの感性がそのまま紙の上に息づいています。


手仕事のコーナーでは、編み物の温かさが溢れていました。 カラフルな巾着袋や、ふわふわの帽子、星や花の模様が入ったピンクッション、そして木の洞窟から顔をのぞかせる手編みのリスやクマの家族……。 一本一本の糸を丁寧に編みながら育まれる集中力と想像力に、保護者の皆さまからも「すごいね!」という感嘆の声が上がっていました。





さらに、銅板レリーフの荘厳な人物像や、幾何学模様を彫り込んだ美しい球体工芸。 どれも「ただ作る」のではなく、心を込めて「生きる」ように作られた作品ばかりです。


窓の外には雪景色が広がり、校舎の中は子どもたちの作品の光でいっぱい。 ご観覧の皆さまが静かに作品に見入り、教師の説明にうなずきながら笑顔で話す様子は、まさに「共同体で育てる教育」の象徴でした。



シュタイナー教育では、知識を「頭」で覚えるだけでなく、 「心」で感じ、「手」で表現することを大切にしています。 今回の展示の日をきっかけに、子どもたち自身も「自分の一年の成長」を実感できたことでしょう。


ご来場くださったすべての保護者の皆さま、本当にありがとうございました。
来年もまた、もっと深く、もっと美しく育った子どもたちの作品を、一緒に喜び合えたら嬉しいです。
子どもたちの「今」を大切に、これからも手と心で紡いでいきます。