探しているもの
・カラーのストライプシャツ(男性もの)
・ティアラ(5個探しています)
・赤い蝶ネクタイ
・先の尖った靴
・男性ものブラウス(袖が広がり、手首でしまっているもの)
・肘上丈の手袋(赤、それ以外の色でも)
・白い丈の長いジャケット
・ピエロ帽
・バレエシューズ
・ダーツセット
・黒いトランク
お心当たりある方は金曜日までに
こんな手書きの文章が、学内の保護者向けの新聞に掲載された。投稿したのは10年生。
そう10年生の演劇の衣装なのだ。
シュタイナー教育のカリキュラムの中では演劇は総合芸術との位置づけで、低学年からクラスの中で行われる。
初めはそのクラスの保護者のみ観劇でき、だんだんとその対象が広がっていく。
高学年になってくると、豊浦町の多大なご好意の元、立派なホールで練習から発表まで行われる、恵まれた環境にある。
子どもの演劇と思うなかれ。
高等部からは演劇の講師に来ていただいて本格的な演劇に取り組み、教師や保護者、近隣に住む卒業生の親も楽しみにしている。
前述の「求めてます!」の衣装を見て、演目は何だろう、とわくわくしていた。
今日、学校に行くと、その10年生による演劇のポスターが張り出されている。
ミヒャエル・エンデの「サーカス物語」
エンデといえば高等部の時にシュタイナー学校に通ったことで知られているが、子どもたちはどう捉えているのだろう?
ともあれ、
台風、地震による休校で、練習時間も少なかった彼らがその試練を乗り越え創り上げる舞台はどんなものになるのだろう?本番が楽しみである。
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