オイリュトミーを知っていますか?
「オイリュトミー」って知ってますか?
音や言葉のエネルギーを身体の動きで表現する、シュタイナー学校で教える特徴的な科目のひとつです。
私は、随分昔から知ってはいましたが、よく理解しようとしませんでした。
自分の中に、何か違和感を感じていたのです。
その昔、私は学校のオイリュトミーの教師に聞いたことがあります。
私「オイリュトミーって一体何なの?バレエみたいなもの?」
教師「えー。何言ってんですかー。全然違いますよー。むしろ正反対ですよ。」
私「えー?だって似たような舞踊じゃないんですか?」
教師「オイリュトミーはダンスではないんですよ。バレエは究極の身体表現。オイリュトミーは身体を消すことでエネルギーを表現するという感じかな・・・。」
私「へー・・・」
その時にはその説明がピンときませんでしたし、
子どもたちが授業を受けているのを知ってはいたものの、
やはり、どうしても関心を持てず、ちゃんと理解しようとも思いませんでした。
しかし、
すごいぞ!オイリュトミー。
今回、「オイリュトミーの夕べ」で撮影担当をしたことから、
高等部の子どもたちと先生のオイリュトミーの演目を1時間半にわたって鑑賞したら、
観終わったあとのその感想は、
「何これ?すごい・・・!」
そう、「すごい」の一言なんです。
きっと若い人なら「これ、やばい。やばすぎ。」って言うのではないでしょうか。
それぞれの演目は音楽や詩(言葉)を表現したものでしたが、
何か新しいものを発見した「喜び」のようなものを感じたのです。
そこに、「身体」が消え、「エネルギーの流れ」をみたからなのでしょうか。
そして、今。
こうして記事を書いていながら、
「『すごい!』っていう感じを、オイリュトミーではどういう風に表現するんだろう・・・?」
なんてことまで考えはじめる自分に気づいています。(笑)
さてさて・・・
果たしてこのあと、自分でもいつか「やってみたい!」と思うまでになるのでしょうか・・・
(保護者)
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