連休明けの5月10日、12年生の4人は野外活動の授業「1日アウトドア」として、「羊蹄山麓1周タイムトライアル」を行い、それぞれが46.5キロの道のりをまわるタイムを刻んできました。
1日アウトドアでは毎年、9年生が学校近くにある洞爺湖の湖畔1周(約36キロ)をそれぞれのペースで踏破することにチャレンジします。羊蹄山麓は更に約10キロ長い道のりですが、3年前の経験を踏まえると「回れて当たり前」(担当教師)。12年生では、今ある自分の力を最大限に発揮して、その46.5キロを如何にはやく回れるか、というテーマで挑みます。生徒それぞれのやる気や体力、その日の天候など、様々な要素が関わりますが、最終的には一人ひとりの取り組みが、自分自身のゴールタイムという数字に刻印されます。
この日は時折日が差すものの気温は10度を下回る肌寒さで、寒風が時折吹き抜けるコンディション。午前8時に京極町のふきだし公園をスタートました。今年度の12年生は全員が女子。各自がウォーキングを基本に時折ランニングも織り交ぜながら各自のペースで羊蹄山麓の道を反時計回りに回りました。後半は足の疲れや痛みに悩まされつつでしたが、公用車による教師の巡回にも手を振って応えていました。先頭の生徒は8時間を切るタイムでゴールし、日も傾きかけた夕方、最後尾の生徒も10時間を切るタイムでゴールしました。
ゴール後、生徒たちはクタクタになりながら全力を出し切り「前半は楽しかったけど、後半はただただ痛くて無心だった」「電柱ごとに走りを入れたりして頑張れた」「すがすがしい経験だった」「歩いている時は辛かったが、元気になるともう1回やってみようかな」と振り返っていました。雄大な羊蹄山の周りを果敢に一周した経験は、生徒たちにとって達成感とともに確かな自信になったようでした。
余談ですが、引率教師のうち1名も今回はタイムトライアルに参加。5時間を切ってゴールした後に、最後尾の生徒について終盤の14キロを追加で歩いたため、教師にとってもチャレンジになりました。
(アウトドア担当 勝部 武志)
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