2025年 啓蟄がすぎ、春めいた日も多くなってきていますね。
3月号をお届けいたします。
「北海道シュタイナー学園(いずみの学校)」では、毎月の豊浦町広報誌と一緒に、学園だよりを同梱または回覧いただいています。
こどもの園(こどものその)、北海道シュタイナー学園いずみの学校(初中等部)、北海道シュタイナー学園いずみの高等専修学校、それぞれの毎月の便りです。
豊浦町以外の方にもぜひお読みいただければ幸いです。


「卒園に向けて」
こどもの園 保育士 大石宗代
シュタイナー園では、沢山の手仕事や芸術活動を日頃の保育に取り入れています。針仕事や編み物の、繰り返しの動きが安心感や居心地の良さを育て、指先を動かすことにより感覚神経を刺激し、脳の記憶する領域の基盤を拡げていきます。
そして、 芸術的アプローチで生活に役立つ物を自ら作り出す事により、満足感や達成感、そして自己肯定感の育ちにも繋がります。
年長児は3学期になると卒園製作として、織り機を用いて毛糸を織り、それから小さなポシェットを作ります。ポシェットの肩掛け部分には長い毛糸を三つ編みにして、ボタン部分には園庭のイチイの枝を小さく切り、それを長い時間をかけてヤスリがけをして出来上がります。
何週間もかけて、少しずつ進める作業ですが、年長児は集中しながら取り組み、6歳児らしい細かな指先の動きと、子どもならではの素敵な色使いが施され、唯一無二の素晴らしいポシェットが出来上がりました。卒園式で、進級児や保護者の皆さんにお披露目することを楽しみにしています。
<2024年度最後の1週間>
北海道シュタイナー学園いずみの学校 初・中等部 校長 米永 宏史
2024年度も残すところ僅かとなりました。
毎年、3学期最後の週は、1年を締めくくるとても大事な行事を全校で行っています。まずは、4年生から8年生までの「弦楽器発表」。1年間クラスごとに取り組んできた曲の数々をバイオリンとチェロで披露してくれます。学年が上がるごとに、課題曲も難しくなりますが、全員で一生懸命取り組んできた様子がとてもよく伝わってくる素敵な発表会になっています。次は「結びの会」です。全学年の児童、生徒達が担任と一緒に学んできたことを、芸術的に発表する会です。合唱や笛の合奏、お手玉を上手に使いながら体を動かす発表など、どの発表もとてもクリエイティブで見ているだけで聴衆を笑顔にさせてくれます。
このように1年生から高等部生まで、そして保護者の皆さんが全員集まり、このような大切な行事を共に体験することは、みんなの気持ちを温め、学校コミュニティー内の繋がりがより深まるとても大事な機会になっていると私は思っています。そして、このことが子ども達の学ぶ環境をより良いものにしていると信じています。
豊浦町の皆様に置かれましては、今年度も大変お世話になりありがとうございました。
2025年度も引き続き、どうぞよろしくお願いします。
<ご協力ありがとうございます>
北海道シュタイナー学園いずみの高等専修学校校長 市川貴弘
今年度、高等専修学校化に当たり、皆様方には本当にお世話になりました。改めてご感謝申し上げます。地元の方々にご理解いただき、ご協力いただけることは何よりの喜びです。
高等専修学校化をしたこの初年度から、授業では、町の建設科さん及び(有)駒井建設さんのご協力による新たな取り組みが始められましたし、室蘭工業大学さんとも関係を持つことができました。大変嬉しく思っております。生徒たちは、人間と関わり人間を通じてこそ、社会や世界に展望を持つことができるというふうに私たちは考えております。未来を担っていく若い世代たちと、今後とも、是非さまざまに関係をお持ちになっていただけましたら幸いに存じます。次年度からも何卒よろしくお願い申し上げます。
よろしければ、こちらもご覧くださいませ。地域活性化の取り組みの情報です。

誰もが気軽に集まれる場を創りたいです

3月の予定
<こどもの園>
- 3月 3日(月)ひな祭り
- 3月 7日(金)卒園式
<いずみの学校 初中等部>
- 3月 6日(木)弦楽器発表
- 3月 7日 (金)初中等部卒業証書授与式
- 3月 8日(土)結びの会
- 3月 9日(日)8年修了式
- 3月 10日(月)学年末休業開始
<いずみの高等専修学校>
- 3月 1日(土) 卒業演劇公演
- 3月 8日(土) 結びの会
- 3月 9日(日) 卒業式
- 3月 10日(月) 学年末休業開始
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