初・中等部

3年生

【3年生】他者との境界を感じる

◆この時期に見られる特徴


誕生からこれまで一体であった世界から切り離されたような感覚をもつようになる時期であ る。そのため、この時期のこどもたちは、孤独と不安を感じるようになる。

◆第3学年のテーマ


時に些細なことで怒りだしてみたり、大した理由もなく輪から外れて みたりと、個人差はありながらも不安定な時期になる。これはこの時期に通るべ き道のりであるが、その時に不安をもちすぎることなく、安心して、そして楽しみを もって生きていく力が持てるよう導く。このため、人間の手によってどのようなことができるのか、そして人間の仕事にはどのような気持ちがこめられているのかを学ぶ生活が一年間のテーマになる。

子どもたちは漁師や酪農家の仕事を見たり手伝ったり、そこで働く人たちの精神に触れることを通して視野を広げる。また、自分で畑を耕し、種まき・収穫・調理の過程 を体験することで食のプロセスを学び、これが生きる自信へとつながっていく。
またこの体験を通して自然界が循環していること、人は自分のためだけに働くのではないことを、こどもたちは感覚的に受け入れていく。
国語では、旧約聖書の創世記や古事記をとりあげて、世界の始まりや、人が地上に根ざして生活を始めた頃 のことを学ぶ。算数では、長さ・重さなど暮らしと密接に関係するさまざまな量に ついて身近な例を用いて学ぶ。このような学習を通して、こどもたちは世界を信頼 し、不安な時期を乗り越えていく。


初・中等部

  1. 1年生

    1年生

    あらゆる学びの種まきの時期です。8年間を共にする担任の先生と出会います。世界は一つであるという、シンプルで根源的なテーマを中心にすえ、物事をおおもとから学ぶことを重視します。

  2. 2年生

    2年生

    いろいろな体験を通して少しずつ外の世界に目覚めていく。人の持つ気高さと おろかさに気づき始める時期でもあります。

  3. 3年生

    3年生

    この時期を境にして、子どもは少しずつ自分と他人との間に境界線があることを感じ始めます。

  4. 4年生

    4年生

    この時期の子どもたちは、それまで一体であった世界から離れて世界と自分との間に距離をもつようになリ、やがて客観的な目を持って世界に目を向けることができるようになっていきます。

  5. 5年生

    5年生

    こどもたちは、時間的にも空間的にも、身の周りから、より大きな広がりへと目を向け始めます。本格的な歴史(世界史)やさらに客観性を必要とする理科などが学びの柱となります。

  6. 6年生

    6年生

    こどもたちは、急成長する自分の手足をもて余し始め、精神的にも反抗期に入ります。原因と結果の因果関係という観点から物事を捉える論理的思考に目覚め、考える力を育む学問的な学習が始まります。

  7. 7年生

    7年生

    思春期が始まります。権威に疑いを持ち始めると同時に内省的になり、個人としての自分に直面する時期です。この時期には、子どもたちの更なる思考の力を育みつつ、内面への深まりと外の世界への広がりを発展させていけるように働きかけます。

  8. 8年生

    8年生

    子どもたちは担任の先生との最後の一年を過ごします。これまで学んできたことを総括し、人間と人間を取り巻く世界を、有機的なつながりを持った全体として捉えながら、今を存分に生きる学びが行われます。

  9. 9年生

    9年生

    第1学年から第8学年までの「感情による判断」に替わって「理解による判断」が重視されます。