いずみの高等専修学校では 2022年からオペラに取り組んでいます。
雪の降り始めた 2024年12月6日(金)の午後、
高等部生でオペラ 「魔笛」を上演しました!
オペラは、歌唱、演技、楽器演奏、衣装、照明、ストーリーなどの様々な要素が相互に影響を与えながら統合していく総合舞台芸術です。それらは呼吸のように互いに響きあいながら生きた舞台を生成していきます。それは「生」のプロセスでもあり、”いのち”の”うた”としての舞台ともいえると思います。
その魅力は、体験しなければ得られません。
ましてや子どもたちは、体験どころか、出演、歌唱、演奏、演出、照明等含め、自らが舞台創造に主体として取り組むわけです。心身まるごとの成長が実感されます。芸術としての教育の一つの形といっても過言ではないと思います。
いや、この教育こそが藝術なのですね。
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それもプロの音楽の先生方のおかげです。
いつもありがとうございます。
いずみの学校に数年前から音楽の授業を受け持って下さっている先生が現役のオペラ歌手として活躍されています。その事から、オペラがカリキュラムに導入できることになりました。
また、バイオリニストであり、伊達市で教室をなさっている先生も数年前からバイオリンの授業に入ってくださることになりました。
そしてチェリストの先生の恩師でありチェリストの先生も、毎年わざわざドイツから来校して下さり、最終調整と指揮をしてくださっています。
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毎年4月から、音楽教師4人(声楽・オペラ、チェロ、ヴァイオリン、ピアノ)が関わり、基礎的なからだづくり、発声、歌唱、演技、演奏、背景学習等に取り組んできました。
保護者の方々も衣装面で大いに尽力いただきました。素晴らしい衣装の数々に感謝しかありません。
そして迎えた12月6日、校内発表を催しました。
演目はモーツァルトが生涯の最後に完成させたオペラ「魔笛」。
あくまで授業ですので、12年生(高3)を中心とした少人数のキャストで、ストーリーは一部を抜粋しての構成です。
その内容は、保護者の一人である自分も「感動」でした!
歌、リズム、演技、照明、、、とても1年で作り上げたとは思えないクオリティでした。
何よりも、子どもたちの成長です。
最初は出なかった声が、大きさも音程も深みも出るようになった。
体中を使っての表現ができるようになった。
物語として自然と話すように歌が聴こえてくるようになった。
演奏と舞台が一体となって呼吸するようになった。
今回はティンパニに、ヴァイオリンに挑戦できた。
もっとさらにできるはずだった!
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そして当たり前ですが、楽器も、歌もアナログ音であり、電子音ではないこと。
生の音の力と深さが響きます。
オペラを高校生が演るなんて改めてスゴイなとも思います。
何より、そんなチャレンジの場を作っていただいた先生方に感謝いたします。
ありがとうございました!
(広報担当 内山)
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