12年、11年の理科の授業から

高等部理科の授業

5月7日〜24日の3週間、森 章吾さんが来てくださり授業をして下さいました。以下、授業の内容です。

〜光学(12年)〜
無限遠を越えた先から光が届いたら、まさに星の彼方から光が届いたらどのような現象が現れるでしょうか。想像できますか?難しい問いです。しかしこの現象はほとんどの人が利用していますし、実際に見たことがある人も少なくありません。レンズを通してスクリーンの上できた逆さまの像がその無限を超える疑似体験なのです。そのことは平面ガラス、凹レンズ、凸レンズを連続的に考えることで理解できます。12年生の光学エポックではそうした内容を取り上げました。

〜天体(11年)〜
天体のエポックは物質主義の自然科学を克服していくために非常に重要です。自然現象のメカニズムではなく、現象そのものの関連を洞察する方法だからです。エポックでは天体に入る前に地水火風を取り上げました。たとえば、魚には首がなく、頭部と胴部が「一体化」しています。これは、水エレメントの持つ基本性質と繋がります。しかし、タツトオトシゴには首があります。その関連も授業では取り上げました。

(高等部理科 森 章吾)

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